1. 家計簿に潜む「1500円」という名の違和感
1ヶ月のブランクを経て、冷え切った家計簿を前にした時、私の目に毒々しく映ったのが「故障紛失保障:1500円」という一列の数字でした。
多くの人は
「たかが1500円ちょっとでしょ? 安心を買っていると思えば安いものじゃない」
と言うでしょう。
しかし、節約侍として覚醒した今の私には、これが「家計をじわじわと蝕む贅肉」にしか見えませんでした。
この1500円という金額、一見するとラーメン1杯分ほどの出費に思えます。
(ちょっと高いなwまーまー置いといて、、、)
これを「時間軸」で捉え直すと、その恐ろしい正体が浮き彫りになります。
この1,500円という金額を、まずは時間軸で解剖してみましょう。
- 1年で18,000円(ちょっと良い温泉宿に泊まれる)
- 2年で36,000円(安めのタブレットが買える)
- 5年で90,000円(最新のiPhoneが視野に入る)
さらに、これを私が今心血を注いでいる「日本株投資」や「新NISA」の軍資金に回したとしたらどうでしょうか。(実はひそかに始めていましたw今度これ系にも手を出そうかと考えています)
仮に年利5%で運用できたとすると、10年後にはその価値は約23万円にまで膨れ上がります。
一方で、保障として払い続ければ、何も起きなかった場合に手元に残るのは「0円」です。
私は今、自分の将来の20万円以上という資産を、ただの「不安」という感情をなだめるためだけにドブに捨て続けていたのです。
2. 「返却しない派」に保障が必要ない、圧倒的論理
私が利用しているのは、楽天モバイルの「iPhoneアップグレードプログラム」です。
これは「2年後に本体を返却すれば残債が免除される」という仕組みですが、ここには
「返却時に画面が割れていたり、大きな傷があったりすると、最大数万円の故障費用を請求される」
という呪縛がセットになっています。
この「ペナルティへの恐怖」こそが、私に1,500円を払い続けさせていた呪縛の正体でした。
しかし、私はある夜、スノボウェアを着て冷え切った部屋で気づいたのです。
「……待てよ。私、このiPhone、めちゃくちゃ気に入ってるし、返却するつもりなんて1ミリもないよね?」
返却しないのであれば、楽天モバイルが定める厳しい査定基準に怯える必要はどこにもありません。
自分の所有物として最後まで使い倒すのであれば、多少の傷は愛着のある「味」ですし、もし画面が割れたとしても、自分が我慢できればそのままでもいい。
どうしても直したければ、その時に「これまで浮かせてきた累計1,500円×月数」の貯金を切り崩して、街の安い修理屋さんに持ち込めばいいのです。
「返却前提」という企業のルールに縛られ、そのルールを守るために保険料を払う。
これは、自分の所有物であるはずのスマホの主導権を、企業に明け渡しているのと同じです。
私は今日、この解約を決意することで、スマホの真の持ち主としての「主権」を取り戻したのです。
3. 解約手続きの全記録:心理的トラップを切り捨てろ
いざ解約しようと「my 楽天モバイル」のアプリを開くと、そこには巧妙な「心理的トラップ」がいくつも仕掛けられていました。
「一度解約すると、この端末では二度と再加入できません。本当によろしいですか?」
「現在、〇〇人の方がこの保障で救われています」
「もしもの時、修理代が10万円を超えることもあります」
これらは行動経済学でいう「損失回避性」を巧みに突いた引き止め工作です。
人間は「得をすること」よりも「損をすること」を過剰に恐れる生き物です。
その心理を利用して、解約ボタンから指を遠ざけようとするのです。
しかし、今の私には、2月のガス代1,373円オーバーという「敗北の数字」があります。
この敗北を糧にして、1円でも多くのキャッシュを捻出しなければならないという強い使命感があります。私はスノボウェアの袖をまくり、迷わず「解約」のボタンをタップしました。
ポチッ。
その瞬間、不思議なことに不安は消え、代わりに「絶対にこのスマホを大事にする」という強い責任感が芽生えました。
保障という「甘え」を捨てたことで、スマホを置く動作一つとっても丁寧になり、結果として故障リスクが下がるという「精神的保障」が手に入ったのです。
4. 浮いた1,500円が導く「侍の投資道」
今回浮かせた1,500円は、そのまま楽天証券の「Money Bridge」を通じて投資の待機資金へと回します。 「たかが1,500円で何ができる」と笑う人もいるでしょう。しかし、この1,500円を「投資」というエンジンに乗せることで、それは未来の大きな資産へと繋がっていきます。
2月のガス代で目標を大幅に超えてしまった私にとって、この1,500円の固定費削減は、その欠損を埋める以上の、精神的な「大勝利」です。自分の意志で無駄を削り、それを資産に変えていく。これこそが、本物の家計管理であり、節約ブロガーとしての矜持です。
5. 結論:不安にお金を払うのをやめる
もし明日、私のスマホの画面がバキバキになったとしたら、私はこの記事を書いたことを後悔するでしょうか?
答えは「ノー」です。
その時は潔く、それまで浮かせてきた累計額と、自分の不注意を認めて、自費で直します。
大切なのは、企業に守られることではなく、自分のリスクを自分で把握し、自分でコントロールすることです。
皆さんの家計簿にも、そんな「存在しない幽霊への不安」から払っているお金はありませんか? 3月、私はこの1,500円の勝利を胸に、さらなる固定費削減の戦場へと向かいます。

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